こんにちは!バニラです。
今回はキャラクター視点のプレイ日記を書いて行こうと思います。
牧場の朝は早い。
私がこの牧場のお世話係として生活を始めて数日が経ちました。
記憶喪失の私を拾ってくれた坊っちゃん方は、行き倒れの私を快く介抱し、雇ってくださいました。
坊っちゃん方のお世話は正直、手がかからなすぎる位です。
ご両親の教育が良ろしかったのか、坊っちゃん方は大抵の事はご自分達でなんとかしてしまわれるスキルをお持ちですし、魔法使いであるお二人は、大人のシムでも少し困るような事態にも対処できてしまわれます。
先日、汚れたトイレと、壊れたシンクを魔法できれいにして修理してしまわれたのには、私の存在意義とは一体……と半日悩みましたが『マモルさんは居てくれるだけで良いんですよ!』『そうだ、ティーンの子供2人だけだと、あれやこれやと言ってくる相手が出て来るが、保護者付きならば、どこからも問題が出ない。』と、坊っちゃん方はおっしゃいます。
とはいえ、私にしか出来ない仕事……と言うより、私が坊っちゃん方にはさせないお仕事もございます。
それはプレーリーグラスの刈取り作業です!
この草は、ネクターに出来るだけではなく、馬のための牧草にもなるので、とても有益ではあるのですが、いかんせん葉が鋭すぎます。
刈り取れば、必ずと言って良いほど、指を切ります。
折角、衣食住の保証付きで雇っていただいているのですから、このくらいは私がしなければ、何のためにここに居るのかわかりません。
というわけで、今日も葉を繁らせたいプレーリーグラスと、刈り取りたい私は、仁義なき戦いを繰り広げているのでございます。
私が屋敷の中に賜(たまわ)っているお部屋が二階のこちらです。
お風呂とトイレが完備され、キッチンこそ一階ですが、暮らすには充分過ぎるくらいです。
デスクのパソコンは家の事をこなすために必要だろうと渡されたもので、アップグレード用品などを買い足します。
坊っちゃん方の主な収入は投資らしいのですが、それ以外にもネクターをレストランに卸す事により、稼いでおられるようです。(ワンパラナイトさん作のレストランをDLさせていただきました。実際にネクターを卸せるわけではありませんが、そういう脳内設定です。)
一階で作ったネクターを、地下の貯蔵室で熟成させ、絶妙に熟成させてから、こちらのお店に卸しておられるようです。
坊っちゃん方の目下のご関心は、馬にあります。
どの馬を購入するのか?お二人の間で意見がまとまらないそうなのです。
私などは馬好きゆえに、どの馬も皆それぞれ良さがあるのだから、どの馬種でも愛せる自信がありますが、そういうお話では無いらしいのです。
どうやら坊っちゃん方は、馬の大会に出場したいようで、そのために相応しい馬を購入したいと思っているようなのです。
坊っちゃん方は、何日もネクターを踏みながら、どの馬を購入するか?ということを相談しておられましたが……
当然、ネクターを踏んでいる時によそ見をして相談などしていては、転んでお尻からネクターまみれです。
私の仕事、もとい洗濯物の量が凄まじい事になっています。
正直な話、私はやりがいを感じております。
残念ながら坊っちゃん方は、気が付くとお洗濯もご自分たちでやってしまわれるので、ネクターを作った後のお風呂の間に、私が全て洗ってしまわねばお仕事が無くなるのです!
お二人が、教育の行き届いた坊っちゃん方であるがゆえに、私はほとんどお世話係とは名ばかりの状態なのです。
ネクター作りはそれを解消してくれます。
是非、これからも私がお世話を出来るよう、坊っちゃん方にはネクターを踏み続けて欲しいものです。
坊ちゃん方が乗馬センターに馬を見に行かれましたが、残念ながらお眼鏡にかなう馬は居なかったようです。
何やらまたしばらく相談していた坊ちゃん方ですが、ご近所の牧場に一緒に馬を見に行こうと言われました。
ご近所の牧場に行くと、可愛い仔馬を連れた母馬が居ました。
母親の方は月毛(パロミノ)ですが、仔馬の方は父親似なのか、つやつやとした青毛で、額に三日月型の星の入った子でした。
坊っちゃん方は、このアメリカン・クォーターホースの仔馬を大層お気に召したようで、額の模様から「ミカヅキ」と名付けて購入されました。
牧場主の男性は、少し難しそうなお顔をされていましたが、すんなりと売買は済みました。
何やらじっとこちらを見てくる牧場主の方に首を傾げていると、坊っちゃん方から、この牧場主さんは、私の実兄であると教えられました。
兄に会えば自然と記憶が戻らないかと期待して、ここにお誘い下さったのですが、残念ながら奇跡などは起こらず……兄だという牧場主も『まぁ、とっくにお互い独立した兄弟だしな。とは言え記憶がなくても兄弟は兄弟だ。何かあれば来るといい。』と、あっさりしたものでした。
兄はあまり人付き合いは得意なタイプではないのかもしれません。
ともあれ、ご近所に私の実兄が住んでいることが判明しましたし、坊っちゃん方は念願の仔馬を手に入れられました。
私も、牧場の仲間が増えて大変嬉しく思います。
やはり牧場には馬が居なければ!
ミカヅキは大変良い仔馬でした。
【フレンドリー】で【勇敢】で【知性豊か】です。
生まれつき【好奇心旺盛】で、親が大会で優勝しているためか【チャンピオンの遺伝子】も持っています。
なるほど良い馬というものは、こうして親から手掛けて生産するものなのですね。
ミカヅキはみんなのアイドルです。
坊っちゃん方と私、皆で世話を焼いた結果、あっという間に育ち、すくすくと大人になって行きました。
坊っちゃん方は、乗馬スキルがかなり高く、どんどんミカヅキを乗りこなして、素早さや耐久力、ジャンプ力や気質を育てて行きます。
坊っちゃん方が、私に乗馬の本をプレゼントして下さいました。
曰く『ミカヅキも、もう大人の馬。何の知識も無いまま、馬に接すると危ないから』とのこと。
そして、私の部屋に本棚が追加されました。
もちろん、頂いた本を収納する為なのですが、畑仕事から戻ったタイミングで、付け足されていたので、坊っちゃん方に伺った所『あった方がいいだろう』とのお言葉でした。
お心遣いに感謝いたします。
私は乗馬本を読む日々を過ごし、坊っちゃん方はミカヅキに乗り込み、遂に坊っちゃん方とミカヅキが大会に出る日が来ました。
大会の結果はまた次のページに書こうと思います。
次回へ
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